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漫画村から読み解く、無料化の対応策
あなたは漫画村って知ってますか?
海外サーバーを使った
漫画読み放題のサイトで、
かなりの数の漫画が無料で見れてしまうものです。
違法性があるんじゃないかとか、
漫画村のせいで本が売れなくなった!
とか色々な意見があって、
それを発信する人が増えたので
一気に有名になりました。
最近では、菅義偉官房長官が言及するくらいになっていて
日本有数のアクセスを誇るサイトなので、
知ってる人の方が多いでしょう。
出版業界の人は、
漫画村のせいで売上が減った!
と主張している人が多くて、影響は確かにあると思うんですが、
どう対策して良いのか分からない、、、という状況に見えます。
○どうしたらいいのかを勝手に考えてみました。
基本的には2つしか方法は無いと思っていて、
1つは徹底的に海賊版サイトを潰していくことです。
海賊版サイトはたくさんあって、
いくら潰してもどんどん出てくるかもしれませんが、
そのたびに潰していきます。
労力や費用がかかるのが難点です。
もう1つは、
海賊版サイト以上の価値を提供してしまうことです。
コンテンツ自体を無料化してもいいし、
UIを使いやすくしたり、品揃えを増やしたりします。
公式の方が面白い!となったら、
誰も海賊版サイトは使わなくなります。
そうしたら広告収入もなくなるので、
自然消滅していくでしょう。
○海賊版サイト以上の価値を提供する方法 その1
TSUTAYAのようなシステムにして、
新作と旧作を分けます。
旧作は読み放題で月額1000円とか、
圧倒的な低価格で、出版社を横断して出版されているほとんどの漫画が読める
ようになったら、かなり多くの方が利用するでしょう。
だいぶ前に完結している旧作の単行本は、
ほとんど売れないと思うので、格安読み放題にしても問題ないと思います。
一方で新作は読み放題にするなら、かなり高めでも需要はあると思うし、
取り扱いをなしでも良いと思います。
○海賊版サイト以上の価値を提供する方法 その2
もう1つ思いついたのは、
スマホゲームの課金と同じような商法です。
95%の人は無料で遊んで、5%などの少数だけが超高額を課金するシステムです。
漫画自体は無料で読めるようにして、
各作家さんのファンクラブのようなものを作ります。
その中で、本のレビューを書いたりとか、
何か行動をするとポイントがもらえる仕組みにして、
ポイントは各種商品やサービスと交換出来るようにします。
たとえば作家さんのサインがもらえたり、似顔絵を描いてもらえたり、
限定グッズが手に入ったり、イベントに行けたりとかです。
作家さんが自由に考えて実行可能な仕組みを作れば、
他にも色々なアイデアが出てくるでしょう。
ポイントはお金でも買えるようにしてランキングとか作ると、
一部の熱狂的ファンがじゃぶじゃぶ課金すると思うので、
マネタイズは出来そうです。
欠点は、
ランキング上位は毎月の課金額勝負になり、
経済力の無い人は上位に入れないことです。
また課金姿勢が強すぎると、嫌悪感をもたれます。
メリットは、
海賊版サイトの存在価値がなくなるので、
実質的に排除出来ること、
応援したい作家さんをダイレクトにお金で応援出来るようになることです。
作家さんにお金が入る仕組みも大事です。
あまり健全なマーケティングじゃないですが、
音楽業界は握手券商法、ゲーム業界は札束の殴り合いのような課金商法が、
儲かっているのは事実です。
ちなみにコンテンツ自体を無料化して成功した例はいくつかあって、
「えんとつ町のプペル」
「ブラックジャックによろしく」
が有名です。
前者は絵本なので、読み聞かせをするには、
実物である本の方が良いという点もあって、
絵本としては異例の販売数を誇ります。
後者は無料化した本自体は売れてないそうですが、
関連書籍がよく売れたので、結果としてマネタイズに成功したパターンです。
どちらも無料化自体に話題性があり、
人を集めることが出来たのが大きかったと思います。
スマホゲームも基本無料ばかりですし、
今後はメインコンテンツは無料で人を集める形が多くなっていくでしょう。
○同じような問題は広がっていく
これと同じような問題は色々な業界で起こっていくと思います。
今まで有料だったサービスが、当たり前のように無料になってしまうと、
有料サービスの販売者は戸惑います。
物販では無料になることはないですが、
今までの半額で販売するライバルが出てくるとかは良くあります。
否応なしに変化が訪れてしまうので、
その変化をどう捉えるか(ピンチとみるかチャンスとみるか)と
変化に柔軟に対応出来るかどうかで、大きくその後の成否が分かれます。
一気に飛躍できる人と、
落ちていく人に大きく分かれるんですが、
その決め手はやはり、捉え方、受け取り方です。
悲観的にならずに
少し強引でも良いので、
肯定的に考えていける強さや柔軟さがますます大事になっていくと思います。
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詳しくはこちら
https://rkbz123.com/all/2597https://rkbz123.com/wp-content/uploads/2018/03/7455515370eeabd23069c77a8d7144ba_s.jpghttps://rkbz123.com/wp-content/uploads/2018/03/7455515370eeabd23069c77a8d7144ba_s-150x150.jpgkatagiri-blogその他記事一覧漫画村から読み解く、無料化の対応策
あなたは漫画村って知ってますか?
海外サーバーを使った
漫画読み放題のサイトで、
かなりの数の漫画が無料で見れてしまうものです。
違法性があるんじゃないかとか、
漫画村のせいで本が売れなくなった!
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それを発信する人が増えたので
一気に有名になりました。
最近では、菅義偉官房長官が言及するくらいになっていて
日本有数のアクセスを誇るサイトなので、
知ってる人の方が多いでしょう。
出版業界の人は、
漫画村のせいで売上が減った!
と主張している人が多くて、影響は確かにあると思うんですが、
どう対策して良いのか分からない、、、という状況に見えます。
○どうしたらいいのかを勝手に考えてみました。
基本的には2つしか方法は無いと思っていて、
1つは徹底的に海賊版サイトを潰していくことです。
海賊版サイトはたくさんあって、
いくら潰してもどんどん出てくるかもしれませんが、
そのたびに潰していきます。
労力や費用がかかるのが難点です。
もう1つは、
海賊版サイト以上の価値を提供してしまうことです。
コンテンツ自体を無料化してもいいし、
UIを使いやすくしたり、品揃えを増やしたりします。
公式の方が面白い!となったら、
誰も海賊版サイトは使わなくなります。
そうしたら広告収入もなくなるので、
自然消滅していくでしょう。
○海賊版サイト以上の価値を提供する方法 その1
TSUTAYAのようなシステムにして、
新作と旧作を分けます。
旧作は読み放題で月額1000円とか、
圧倒的な低価格で、出版社を横断して出版されているほとんどの漫画が読める
ようになったら、かなり多くの方が利用するでしょう。
だいぶ前に完結している旧作の単行本は、
ほとんど売れないと思うので、格安読み放題にしても問題ないと思います。
一方で新作は読み放題にするなら、かなり高めでも需要はあると思うし、
取り扱いをなしでも良いと思います。
○海賊版サイト以上の価値を提供する方法 その2
もう1つ思いついたのは、
スマホゲームの課金と同じような商法です。
95%の人は無料で遊んで、5%などの少数だけが超高額を課金するシステムです。
漫画自体は無料で読めるようにして、
各作家さんのファンクラブのようなものを作ります。
その中で、本のレビューを書いたりとか、
何か行動をするとポイントがもらえる仕組みにして、
ポイントは各種商品やサービスと交換出来るようにします。
たとえば作家さんのサインがもらえたり、似顔絵を描いてもらえたり、
限定グッズが手に入ったり、イベントに行けたりとかです。
作家さんが自由に考えて実行可能な仕組みを作れば、
他にも色々なアイデアが出てくるでしょう。
ポイントはお金でも買えるようにしてランキングとか作ると、
一部の熱狂的ファンがじゃぶじゃぶ課金すると思うので、
マネタイズは出来そうです。
欠点は、
ランキング上位は毎月の課金額勝負になり、
経済力の無い人は上位に入れないことです。
また課金姿勢が強すぎると、嫌悪感をもたれます。
メリットは、
海賊版サイトの存在価値がなくなるので、
実質的に排除出来ること、
応援したい作家さんをダイレクトにお金で応援出来るようになることです。
作家さんにお金が入る仕組みも大事です。
あまり健全なマーケティングじゃないですが、
音楽業界は握手券商法、ゲーム業界は札束の殴り合いのような課金商法が、
儲かっているのは事実です。
ちなみにコンテンツ自体を無料化して成功した例はいくつかあって、
「えんとつ町のプペル」
「ブラックジャックによろしく」
が有名です。
前者は絵本なので、読み聞かせをするには、
実物である本の方が良いという点もあって、
絵本としては異例の販売数を誇ります。
後者は無料化した本自体は売れてないそうですが、
関連書籍がよく売れたので、結果としてマネタイズに成功したパターンです。
どちらも無料化自体に話題性があり、
人を集めることが出来たのが大きかったと思います。
スマホゲームも基本無料ばかりですし、
今後はメインコンテンツは無料で人を集める形が多くなっていくでしょう。
○同じような問題は広がっていく
これと同じような問題は色々な業界で起こっていくと思います。
今まで有料だったサービスが、当たり前のように無料になってしまうと、
有料サービスの販売者は戸惑います。
物販では無料になることはないですが、
今までの半額で販売するライバルが出てくるとかは良くあります。
否応なしに変化が訪れてしまうので、
その変化をどう捉えるか(ピンチとみるかチャンスとみるか)と
変化に柔軟に対応出来るかどうかで、大きくその後の成否が分かれます。
一気に飛躍できる人と、
落ちていく人に大きく分かれるんですが、
その決め手はやはり、捉え方、受け取り方です。
悲観的にならずに
少し強引でも良いので、
肯定的に考えていける強さや柔軟さがますます大事になっていくと思います。katagiri-blog
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