この記事は中国輸入ビジネスにおける主な仕入先、販売先について:その1の続きです。

中国輸入ビジネスにおける主な仕入先、販売先について:その1

その1を見ていない方は上記からどうぞ。

 

◆中国輸入ビジネスの際の主な販売先

 ◆販売先① 米国版Amazon

米国版Amazon.comでは日本と同様、大口出品サービスと小口出品サービスの2つのプランが用意されています。

大口出品の場合は、月額料$39.99を支払うことでAmazon.com(米国)、Amazon.ca(カナダ)、Amazon.com.mx (メキシコ)の3か国で販売ができます。

小口出品の場合は、月額料は無料ですが、1商品あたり$0.99 + 所定のカテゴリー販売手数料が発生します。

 

  ◆[米国版Amazonの登録方法]

1.アメリカAmazonのトップページにアクセスする

2.Your Seller Account」というページにすすみ、メールアドレス、パスワード、電話番号や住所を入力する

3.大口出品か小口出品を選択する

※ビジネスとして輸出転売をするなら絶対に大口出品を選択してください。

小口出品は配送日数を変えられない(初期設定で2~3日の配送日数)と言う致命的な弱点があります。

また、カテゴリー成約料も高めに設定されているというデメリットもあるので、大口出品がオススメです。

 

4.住所を入力する(海外表記に変換する)

5.クレジットカード情報を登録する

6.登録した電話番号で、電話認証をおこなう

7.Amazon納税者登録をおこなう(必要な人のみ)

※「For tax purposes are you a U.S. citizen, 
U.S.resident,or U.S.partnerships,orU.S.corporation ?」
訳:「税務申告をする米国市民・住民、パートナー、または法人ですか?」という質問が出てくるので、日本に住んでいる方はNOを選択しましょう。

日本人でもアメリカに住んでいる方はYESを選択します。

 

8.報酬を受け取るための口座を登録する。

※1〜7まで登録が終わると、セラーセントラルにログインができます。

口座登録の際の注意点ですが、海外の法人口座が必要となります。

法人口座を作るには当然法人を作る必要がありますがその額はおよそ15万円+毎年5万円程。

そのためworldfirstというレンタル法人口座を使うことがおすすめです。

 

 ◆販売先② イギリス版Amazon

イギリス版Amazon(Amazon.co.uk)に登録すると、その他の欧州Amazonマーケットプレイス(ドイツ、フランス、イタリア、スペイン)にも出品できます。

この5か国のマーケットプレイスへの出品には、追加の登録料は発生しません。

大口出品の場合は、毎月25ポンドかかります。

小口出品は1品販売につき0.75ポンド+手数料がかかります。

 

  ◆[イギリス版Amazonの登録方法]

※ 基本的には米国版Amazonでのセラー登録方法とほぼ同じになります。

※ アカウント取得の際にパスポート情報の入力が必要です。

申請する際はパスポートを取得されてから申請されて下さい。

パスポートが無い場合、奥の手でマイナンバーや住民票コード(住民票コード有りの住民票を役場で取得できます)で登録出来ますが、極力パスポートを取得してください。

 

1.amazon.co.ukの販売登録画面を表示し、「Start selling」ボタンを押す

2.申請画面が表示されるので、名前、メールアドレス、パスワード、会社名

個人の場合はフルネーム)、「規約に同意する」にチェックを入れる

3.電話番号、店舗名、住所など販売者の情報を入力する。(※住所は英語表記)

※このとき、販売する商品のカテゴリーと予定販売数を入れる画面が出てきますが、適当でかまいません。

4.クレジットカード情報を登録する

5.登録した電話番号で、電話認証をおこなう

6.報酬を受け取るための口座を登録する。
※1〜5まで登録が終わると、セラーセントラルにログインができます。

口座登録の際の注意点ですが、米国版Amazon同様、海外口座が必要となります。

ペイオニアやworldfirstといったレンタル法人口座を使うことがおすすめです。

パスポート情報や税務申告は、登録後のセラーセントラル画面にて行ってください。

 

 ◆販売先③ ebay

ebayは、輸入ビジネスにおける代表的な仕入れ先の1つとしてご紹介しましたが、販売先として使用するのもオススメです。

サイト内が英語表記なので、出品方法がわからない・・という方でも、ポイントさえ掴めば、初心者でも簡単に出品することができます。

 

  ◆[ebayの登録方法・注意点]

※ ebayで出品する際の注意点として「サスペンド(出品停止)」があります。

ebayは「販売者と購入者が安全に取引ができるサイト」を目指しているため、評価が低かったり売買頻度が少ないアカウントの人の出品に対しては特に厳しいチェックが入ることがあります。

・アカウントの評価が10以上であること
・PayPalで本人確認が完了していること
・PayPalに銀行口座またはクレジットカードが登録されていること
・ebayとPaypalの連携が了していること
・ebayとPaypalの登録されている住所が同じであること

上記を満たしていない場合は、条件を満たしてから出品することをおススメします。

 

eBay(イーベイ)のアカウント登録方法については公式ページをご覧ください。

メールアドレス・パスワード・氏名を入れるだけなので簡単です。

 

◆海外に出品する際のよくあるトラブル

海外向けに商品を販売するとき気をつけたいことに、「配送時のトラブル」があります。

起こりやすいトラブルの例と、対処方法をご紹介します。

 

[海外販売で起こりやすいトラブルの例]

 

① 配送中に荷物(商品)が破損してしまう

② ケースや荷物が届かない

③ 荷物が失くなってしまう

 

[対処方法①:梱包は「頑丈」を心がける]

海外では日本の配送事業者とはちがい、荷物の取り扱いが丁寧ではない場合もあります。

壊れやすいものは、商品を緩衝材で包み、さらに箱の中にも緩衝材をつめて荷物を固定してください。

衣類や書籍などは、濡れないようにビニール袋にいれてテープで口をしっかりふさぎ、ダンボールもしくは破れにくい厚手の封筒を使うなどの注意を払いましょう。

食品などは箱がつぶれて中身がとび出すこともあるので、梱包した上からさらにビニール袋にいれるなどの工夫も必要です。

 

[対処方法②:追跡サービスがついている配送業者を選ぶ]

海外発送をするときには、荷物のトラッキングサービスを行っている配送事業者を選びましょう。

日本郵便やクロネコヤマト、海外の配送事業者ではFedEx、DHLなどが国際配送した荷物を追跡できるサービスを提供しています。

配送時は、国内向けの発送の場合も、ていねいに梱包・発送することが大事ですが、海外発送では国内の取引以上に注意が必要です。

また、海外発送では予想以上に、配送に時間がかかることがあります。

「発送したら、それで終わり」ではなく、商品が無事、購入者に届くまでしっかり責任をもつようにしましょう。

 

以上、中国輸入ビジネスにおける主な仕入先、販売先について:その2でした。

中国輸入ビジネスにおける主な仕入先、販売先について:その1を読んでいない方は以下からどうぞ。

中国輸入ビジネスにおける主な仕入先、販売先について:その1