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アマゾンという販路は集客力も抜群で、販路自体の販売力も非常に高い魅力的なプラットフォームです。

誰でも参入できて、大きく売上を上げる事ができる素晴らしい販路ではありますが、あくまで「プラットフォーム」に依存しているという事を忘れてはいけません。

つまり、アマゾンのさじ加減ひとつであなたの販売アカウントを一時停止、最悪の場合は閉鎖する事ができてしまうという事。

売上が100万円あろうと、1000万円あろうと、アカウントが閉鎖してしまったら明日からあなたの売上はゼロです。

もちろん、僕のメルマガやブログをしっかりと読んで頂き、まっとうに、王道の方法で販売を行っていればアカウントが閉鎖してしまうリスクはとても低いです。

しかし、あなたが「問題と思っていない」事やあなたの知らない所で「あなただけが原因で無い」場合でもアマゾンアカウントの一時停止や閉鎖が起こる事も事実です。

今回は、アマゾンアカウントの一時停止・閉鎖のリスクを最低限まで下げる為に日々注意する点、チェックしておいた方が良い点について解説します。

 

アマゾンアカウント一時停止・閉鎖時の流れと3つのリスク

アマゾンアカウントは突然の閉鎖になることはまれです。

多くの場合はアマゾンより警告メールが届き一時停止となります。その後、無視した場合もしくは提示された期限内に対処出来ない場合にアカウントの閉鎖が起こります。

提示される期限は17日間が多いですが、30日の猶予期間がある場合もありケースバイケースのようです。

警告メールは『Amazon.co.jpからの重要なお知らせ』という件名で送られます。
万が一の場合の対応が遅れないように、日頃からアマゾンからのメールは必ずチェックするようにしておきましょう。

アマゾンアカウントの一時停止・閉鎖になった場合、大きなリスクは3つあります。

1つ目は当然ですがアマゾンで商品を販売する事ができなくなります。
一時停止の場合はセラーセントラルにアクセスする事は可能な事が多いですが、販売に関する全ての機能が使えなくなります。
マルチチャネルなどのサービスも使えなくなりますので、他販路での物流もアマゾンに依存している場合は他の販路でも大きな打撃を受ける事になります。
閉鎖の場合はアマゾンアカウントそのものが使えなくなります。

2つ目は売上金の保留です。
アカウントが一時停止・閉鎖されると売上金が90日間アマゾンに保留されます。
約3ヶ月間売上の入金が無くなってしまうという事になりますのでキャッシュフローが悪化し、最悪の場合はキャッシュの破綻を引き起こす原因となります。
ただし、一時停止の場合は問題が解決すれば売上金の保留は90日よりも早く解除される事もあります。

3つ目は、閉鎖の場合、FBA在庫を全て返送する必要があります。1商品につき50円の返送料が必要となります。返送在庫が多い場合返送料の負担や返送商品の受け入れスペースの確保など頭を悩ませる事になります。

以上、3つがアマゾンアカウント閉鎖時の大きなリスクになります。
この3つは避けられない為、アカウントが閉鎖になってしまった際は早急に対応・対策を行いましょう。

とはいえ、誰しもアカウントの一時停止・閉鎖は避けたいもの。
続いてアマゾンアカウントが一時停止または閉鎖になる理由についてご紹介していきます。

 

アマゾンアカウントの一時停止・閉鎖になる3つの理由

アマゾンアカウントが一時停止・閉鎖になってしまう理由は大きく分けて『パフォーマンスの低下』『規約違反』『外的要因』の3つです。

パフォーマンスの低下とは、日々の物販業務における健全性が重要になります。
例えば、出荷の遅延は無いか?商品の品質は問題ないか?・お客様からの問い合わせに迅速に対応しているか?などです。
アマゾンでは各パフォーマンスにおいて数値化が行われており一定の数値を下回った場合アカウント停止の原因となります。

規約違反でもアカウントの停止となるケースが多いです。
規約違反とはアマゾンのルールに沿った商品出品を行っているか?偽物の販売をしていないか?商標・知的財産権等の侵害はしていないか?等になります。
偽物やコピー品を販売する事はもちろんあってはならない事ですが、商標や知的財産の侵害などは自分が知らない間におかしてしまっている場合もあります。
特にOEM販売等の独占販売を行う場合は事前にチェックしておく事が大切です。

最後の外的要因とは、複数アカウントの運用や過去に閉鎖となったアマゾンアカウントとの関連性がある場合に起こります。
パフォーマンスの低下や軽い規約違反などについてはアマゾンからの警告メールが届き一時停止となりますが、この場合警告メールなどは届かず、いきなりアカウント停止になる場合が多いです。
複数アカウントの運用は明確に禁止されていますが、閉鎖になったアカウントとの関連性についてはあなたの知らない所で起こる場合もあります。

それでは、それぞれの項目についての詳細と対応策を詳しく解説していきます。

 

パフォーマンス状況を定期的にチェックする

パフォーマンスはアマゾンセラーセントラル内のパフォーマンスウィジェット→アカウント健全性→パフォーマンス指標の順番でアクセスする事で確認可能です。
週に1回はチェックするようにしましょう。

通常問題ない場合は全てが「緑色」となっており、一定の数値を下回った場合は「黄色」へ変化し改善されない場合は「赤色」に変化します。
黄色が2つ以上、赤色が1つ以上ある場合はアカウント一時停止の危険信号です。

重要な指標は3つ。
『注文不良率』『キャンセル率』『出荷遅延率』になります。

注文不良率は1%を下回る必要があります。
低評価が続いたり返品やチャージバックが多くなると指標が高くなります。
取扱商品の品質は問題ないか?商品写真や商品説明文は適切に商品内容に沿っているか?など購入者が満足する商品を提供しているかを常にチェックしておきましょう。

キャンセル率は2.5%を下回る必要があります。
FBAでの販売のみの場合は気にする必要はありませんが、自己配送での出品商品がある場合、そして特にアマゾンでの販売を始めたばかりの場合は注意が必要です。

キャンセル率の悪化は、注文が入ったにも関わらず商品在庫が無く商品を用意出来ない場合の注文キャンセルや、予約販売時に在庫が確保できなった場合などが原因になります。

特に、アマゾン販売をはじめたばかりで1つ目の注文でキャンセルをしてしまった場合、キャンセル率はいきなり100%となってしまいます。
自己配送での出品商品がある場合は日頃から在庫数を正確に把握しておきましょう。

出荷遅延率は4%を下回る必要があります。
こちらもキャンセル率同様、FBAでの販売のみの場合は気にする必要はありません。
自己配送を利用している場合は、出荷予定日が表示されますので記載されている予定日までに商品の出荷を完了させましょう。
出荷予定日を3日以上経過すると出荷遅延となります。

上記3つの重要な指標の内、2つはFBAを利用すれば指標の悪化を防ぐことができます。
アマゾン販売をはじめたばかりの方は特にFBAの利用をオススメします。

その他のパフォーマンス指標としては『ポリシー違反』『回答時間』等があります。
ポリシー違反については次に詳しくお伝えするとして、回答時間とはお客様からメールでの問い合わせがあった場合の返信完了までの時間の事です。

アマゾンでは問い合わせメールの返信は24時間以内に行う事が推奨されています。問い合わせメールが届いた場合はできるだけ迅速に対応する事を心がけましょう。

 

規約は必ず読んでおこう

アマゾンでは商品出品におけるルールがとても細かく定められています。
ブランドのコピー品や、国の販売許可認可が必要な法に触れる販売の禁止はもちろんの事、アダルト商品の取扱の禁止や1枚目の商品画像は商品のみの白抜き写真でなければいけない。など、アマゾン独自のルールも多々存在します。

こういったルールをしっかりと把握しておくことでアカウント停止のリスクを避ける事が可能です。
面倒ではありますが、アマゾンの規約は必ず一読し、しっかりとルールを守った出品をしていく事を心がけましょう。
規約を守らないセラーも多く存在しますが、やはり長くは続きません。グレーな方法を求めても長期的に売上を伸ばすことは不可能だと認識しましょう。
クリーンな方法で正々堂々と販売を行ってもしっかりと売上を上げる事ができるのがアマゾンです。

また、商標権や知的財産権の侵害によってアマゾンや権利者当人から警告が来る場合もあります。
放っておくとアカウントの一時停止や閉鎖を招くリスクがあります。警告が来た場合は該当商品の販売停止など迅速な対応を行いましょう。

商標などについては、販売前に事前に確認しておくことをオススメします。
こちらの特許情報プラットフォームで確認すれば簡単にチェックすることができます。

上記サイトで商標確認する際の注意点は、商品名や会社名の検索キーワードは全角カタカナ入力が基本という事です。可能な限り様々なワードで検索するようにしましょう。 

また、商標は比較的分かりやすく簡単に確認が可能ですが、意匠や特許は分かりにくい部分があり、素人が完全に検索できるかというとできないことがあります。しっかりと確実に調べたい場合は弁理士に依頼する必要があります。
もし、確実に意匠・特許を調査したい場合は、お問い合わせから連絡頂ければ、信頼のおける相談しやすい弁理士を紹介できます。 初回相談は無料です。

 

商品によってはアマゾンでの販売は禁止されていなくても、商品自体が販売規制されている場合もあります。
こちらはGoogleやYahoo検索で『商品名+規制』『商品名+販売許可』『商品名+偽物』などのキーワードで検索してチェックしておきましょう。

これらは出品してしまってからではもう遅い、という場合もあります。
商品を販売する前に確認を行い、リスク管理をしっかりと行う事を習慣化しておきましょう。

 

他のアマゾンアカウントの関連性に注意!

最後に『外的要因』についてです。

その前に、アマゾンでは複数アカウントの所持は禁止されています。同一名義での複数アカウント運用が発覚すると片方もしくは両方のアカウントが閉鎖される事もありますので注意しましょう。
ただし、個人アカウントと法人アカウントという形での2アカウント所持は問題無いようです。

1アカウントしか運用していない場合でも、他のアマゾンセラーアカウントと関連付けされてしまう事があります。
もし、関連付けされたアカウントが閉鎖処分を受けていた場合、紐付けされてしまい自分のセラーアカウントも閉鎖。という悲しい事件が起こってしまいます。

関連付けされてしまう原因は同じインターネット環境からのセラーセントラルへのアクセスです。
アカウントが閉鎖した方のパソコンでAmazonにログインしたり、同じWi-Fiを使った時にアカウント審査が入り、最悪の場合そのままアカウントが閉鎖になってしまうケースがあります。

良くあるケースはセミナーや懇親会で、隣の人や知り合いのWi-Fiを借りてしまう事です。
ついうっかり行ってしまう事も多いですので気を付けておきましょう。

また、フリーWi-Fiを使ってセラーセントラルへアクセスしてしまい、偶然アカウント閉鎖した方も同じフリーWi-Fiを使用していた事でアカウントが関連付けされてしまったという事例もあります。
フリーWi-Fiは最近では様々な所で無料利用でき便利ではありますが、アマゾンのセラーセントラル・購入用のアカウント共にログアウトを行ってから利用するようにしましょう。

少しやり過ぎな感はありますが、このケースではアマゾンに説明しても基本的には取り合ってくれません。
日頃からアクセス環境には目を配っておく必要があります。

一番の対策はフリーWi-Fiを使わず、スマホのテザリングやモバイルWi-Fiなどを使用する事です。
自分しか利用できない限定的な回線からのみ、アマゾンへアクセスするようにしましょう。

 

まとめ

・アマゾンというプラットフォームに依存している以上「アカウントの閉鎖」は起こりうる。と意識しておく。
・アマゾンからのメールは常にチェックできる環境にしておく
・FBAを積極的に利用する
・パフォーマンス状況を定期的にチェックする
・販売商品の品質を高める
・問い合わせは迅速に対応する
・アマゾンの規約は必ず読んでおく
・事前に商標や販売規制のチェックを行う
・限られたインターネット回線からのみアマゾンへアクセスする

アマゾンのアカウントが一時停止・閉鎖してしまった方の話を聞いてみると『突然アマゾンから警告が届いた!』と言われる方が多いですが、実は常日頃の販売状況や販売法の積み重ねが原因である事が多いです。
上記の項目を定期的に確認して対策を取っておく事でアカウント停止のリスクはかなり軽減する事ができます。
是非参考にして頂き、安定したアマゾン販売を行っていきましょう。

 

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最後に『外的要因』についてです。 その前に、アマゾンでは複数アカウントの所持は禁止されています。同一名義での複数アカウント運用が発覚すると片方もしくは両方のアカウントが閉鎖される事もありますので注意しましょう。 ただし、個人アカウントと法人アカウントという形での2アカウント所持は問題無いようです。 1アカウントしか運用していない場合でも、他のアマゾンセラーアカウントと関連付けされてしまう事があります。 もし、関連付けされたアカウントが閉鎖処分を受けていた場合、紐付けされてしまい自分のセラーアカウントも閉鎖。という悲しい事件が起こってしまいます。 関連付けされてしまう原因は同じインターネット環境からのセラーセントラルへのアクセスです。 アカウントが閉鎖した方のパソコンでAmazonにログインしたり、同じWi-Fiを使った時にアカウント審査が入り、最悪の場合そのままアカウントが閉鎖になってしまうケースがあります。 良くあるケースはセミナーや懇親会で、隣の人や知り合いのWi-Fiを借りてしまう事です。 ついうっかり行ってしまう事も多いですので気を付けておきましょう。 また、フリーWi-Fiを使ってセラーセントラルへアクセスしてしまい、偶然アカウント閉鎖した方も同じフリーWi-Fiを使用していた事でアカウントが関連付けされてしまったという事例もあります。 フリーWi-Fiは最近では様々な所で無料利用でき便利ではありますが、アマゾンのセラーセントラル・購入用のアカウント共にログアウトを行ってから利用するようにしましょう。 少しやり過ぎな感はありますが、このケースではアマゾンに説明しても基本的には取り合ってくれません。 日頃からアクセス環境には目を配っておく必要があります。 一番の対策はフリーWi-Fiを使わず、スマホのテザリングやモバイルWi-Fiなどを使用する事です。 ...- 輸入・物販解説ブログ -